鬼滅の刃の全集中の呼吸のように、呼吸法がブームになっています。実は呼吸は免疫力も強化するので、コロナ禍の現在、呼吸法による免疫アップも感染予防に役立ちます。
そこで、TV番組ひるおびでも紹介されましたが、呼吸法について次のことをまとめました。
・免疫力アップの1:2呼吸法のやり方
・免疫力がUPする理由
・吐く息の方が長い理由
免疫力アップの1:2呼吸法のやり方
免疫力アップの呼吸方法は簡単にできますが、
いくつかポイントがあるので、
解説していきます。
免疫力アップの呼吸方法は
1:2の呼吸法。
1:2とは、
吸う息が1の割合、吐く息が2の割合
ということです。
つまり息を吸う時間の倍息を吐きます。
具体的に1:2の呼吸を説明します。
◆呼吸の姿勢
TV番組では、肩幅に足を開いて立った姿勢が
紹介されていましたが、
楽に呼吸ができる姿勢であれば、
立っていても
イスにすわっていても
仰向けに寝ていても
いいと思います。
◆呼吸方法
1:2の呼吸法は、
①まず、鼻から3秒息を吸います
・口から吸うと、雑菌やウィルスを直接口の中に
入れてしまうので、鼻から吸います。
・鼻は鼻毛や粘膜を空気が通り、フィルターを通すことになります。
②次に、口をすぼめて口から息を6秒かけて吐きます。
・鼻から吐くと、一気に空気が抜けてしまい
ゆっくり吐けないので、口をすぼめて
口からゆっくり息を吐きます。
・肺の中の空気を全部吐き出すつもりで吐いてください。
・立った姿勢や、イスにすわった姿勢では、
体を前に倒すようにして、息を吐いてもいいです。
③①と②の息を吸う・吐くを繰り返します。
④1:2の呼吸を最低1日1分間でもいいので、
毎日行うと免疫力アップに効果があります。
免疫力がUPする理由
1:2の呼吸法でなぜ免疫力が上がるのか説明します。
呼吸は自律神経に関係していて
自律神経は、血圧や血液循環などに関係します。
まず息を吸うと自律神経の交感神経が刺激され、
体はアクティブになり
・血管が収縮したり
・血圧が上昇します。
次に息を吐くと自律神経の副交感神経が刺激され
体はリラックスして
・血管が拡張したり
・血圧が下がります
1:2の呼吸法は
意識して深く呼吸をするので、
自律神経の交感神経と副交感神経が交互に刺激され
血管の収縮と拡張
血圧の上昇と下降
が繰り返され、
ポンプ作用が高まって全身の血液の循環が良くなります。
血液循環が良くなると、
①腸の働きが活性化!されます。
腸には免疫細胞の7割が集中しているので
免疫力アップにつながります。
②体温が上昇します
体温が上がると免疫細胞の働きが強化されます。
③白血球が体の隅々まで回ります
白血球は、細菌やウィルスをやっつけるので、
体の隅々まで白血球が行き渡ると
細菌やウィルスへの攻撃力(免疫力)がアップします。
吐く息の方が長い理由
1:2の呼吸法は、吐く息の方が長いですが
その理由は、
息を吐くことによって刺激されるのは副交感神経。
吐く息の方を長くすることで、
副交感神経が優位の状態
つまり体がリラックスした状態を保ちます。
リラックスした状態は
体の緊張がとれ
血行が良く
免疫力も働きやすい状態なので、
1:2の吐く息が長い呼吸法になっています。
まとめ
風邪やインフルエンザの季節、現在は新型コロナの感染も心配なので、免疫力アップは
大切です。今回は「免疫力アップの1:2呼吸法のやり方」「免疫力がUPする理由」「吐く息の方が長い理由」をまとめました。免疫力アップの1:2呼吸法は、吸う息が1に対して吐く息がその2倍の割合の呼吸です。立っててもすわってても寝てても、簡単にできる呼吸法です。この呼吸法で免疫力がアップできますので、時間があるときに1日に何回も行うといいと思います。
コメント