質のよい呼吸のために「448呼吸」はなぜ効果があるのかを解説!

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質のよい呼吸をするために「448呼吸」を提唱しているのは、ハーバード&ソルボンヌ大学教授の根来先生です。 TV番組の「主治医が見つかる診療所」「健康カプセル!ゲンキの時間」などでもとりあげられました。448呼吸法はやり方は簡単ですが、どうして効果があるのか疑問になります。そこで
・448呼吸法のやり方
・448呼吸法はなぜ効果があるのか

を解説します。

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448呼吸法のやり方

448呼吸法のやり方はとても簡単です。

①まずは軽く鼻から息を吐きます

②ゆっくり鼻から4秒で息を吸う

③4秒間息を止める

④8秒かけてゆっくりゆっくり口から息を吐ききります

息を吸うのは鼻から、
息を吐くのは口から
がポイントです。

呼吸するとき丹田に意識を向けるとか説明しているのもありますが、
初めのうちは難しいので
意識しないで自然な呼吸でいいと思います。

数字の448は息を吸う時間・息を止める時間・息を吐く時間
を表しています。

448呼吸に似たもので478呼吸法というのも見かけますが
原理は一緒です。

ただ478呼吸は448に比べて息を止めている時間が長いので
初心者には苦しいので448にしたのだと思われます。

448が楽に出来るようになれば478でもいいと思います。

青山学院駅伝チームでも448呼吸を実践

根来先生提唱の448呼吸法は
青山学院大学駅伝チームでも実践されていて、

今年の箱根駅伝で3区を走ってチームを優勝へ導いた
鈴木塁人選手は、
根来先生の448呼吸法を続けることで
パフォーマンスが上がったと言っています。

それはなぜかというと
鈴木選手の毛細血管が薄くなって老化していたのですが、
448呼吸法を試して3か月後には
毛細血管がキレイに若返っていたためでした。

448呼吸はなぜ効果があるのか

では、どうして448呼吸法が質のいい呼吸になって
駅伝選手のパフォーマンスを上げたりするのか知りたいですよね。

呼吸って酸素を吸って、二酸化炭素を吐くって思っているので
一杯酸素を吸った方がいいと思い込んでますよね。

理由その1

まず自律神経のコントロールにこの呼吸がいい!
ということ。

自律神経は自分の意思ではコントロールできませんが
唯一呼吸でコントロールすることができます。

息を吸うと自律神経の交感神経が緊張し
息を吐くと自律神経の副交感神経が緊張します。

448呼吸は、息を吐く時間が長いので
副交感神経をよけいに刺激
します。
副交感神経は心身の緊張を緩めて血管を広げる作用があるので
血行が良くなり、呼吸で取り込んだ酸素も充分にからだの隅々まで届く
ようになります。

また血管が広がるので、縮んでいた毛細血管も広がって若返ります。

理由その2

呼吸は
酸素をとりいれて、二酸化炭素を吐き出す
とう肺呼吸だけではないんですね。

大事なのは、
取り入れた酸素を全身に回して
そこで各細胞との酸素と二酸化炭素のやりとりを行う
「細胞呼吸」の方が大事です。

息を吸ってもその酸素が細胞に届かなかったら全く意味がありません!

じゃあ、酸素を一杯吸った方が、
細胞にも酸素がいっぱい届いていいんじゃないの!

って思うかもしれませんが、
そこに一般によく知られていない仕組みがあるんです。

呼吸で取り入れた酸素を運ぶのはご存じのとおり
赤血球で
赤血球中のヘモグロビンに酸素がくっついて
からだの細胞に運ばれます。

でも、ヘモグロビンから酸素が切り離されないと
各細胞に酸素が供給されない
んです。

血中に酸素が十分にあっても、細胞に酸素が渡らない!

どうしたらいいんでしょう。

それが448呼吸の
二番目の息を止める4秒です。

息を止めると酸素が供給されないので
 血液中に二酸化炭素が増えて
きます。

・血液中に二酸化炭素が増えてくると
 血液が酸性に傾いて
きます。

・そうするとヘモグロビンから酸素が離れやすくなり
 各細胞に酸素が供給されやすくなる

 というわけ。

ちょっと難しいですが、これはボーア効果といわれる現象です。
つまり呼吸って酸素だけでなく、二酸化炭素も大事だったんです。
血中の二酸化炭素を増やすのが息を止めるという動作。
このことで、細胞呼吸が活発になるんですね!

青山学院の駅伝の選手のパフォーマンスが上がったのは
毛細血管の復活だけでなく
この細胞呼吸も改善されたためと思います。

一般人でもこの呼吸で細胞内呼吸が活発になるので、
若返り、アンチエイジングなどに効果が充分に上がると思います。

まとめ

ハーバード&ソルボンヌ大学教授の根来先生提唱の448呼吸は、とても簡単な方法ですが、自律神経の働きを整え、息を吐くことで、副交感神経の働き良くして血管を拡張や再生を促し、息を止めることで細胞呼吸を活発にする働きがあります。質のよい呼吸のためにはうってつけの呼吸方法です。

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